ドイツ料理 アイスバインについて

ドイツの伝統的な家庭料理 アイスバイン

豚のすね肉を塩漬けにし、ハーブと共に煮込んだドイツの家庭料理アイスバイン。
特にベルリンでは名物として広く食べられています。

豚のすね肉は比較的脂身が少なく、あぶらっこいメニューが多いドイツ料理の中では日本人でも食べやすい一品ではないでしょうか。
しっかりと茹でてあり、ハーブや塩気の爽やかさで適度にさっぱりとしていながらコラーゲンのぷるぷる感も楽しめる、ぜひ一度は食べて頂いきたい料理です。
もちろんドイツビールとの相性も最高です。

余談ですが、ドイツにはアイスヴァインというワインもあります。
氷点下で凍ったブドウで作ったワインで、とてもお高い高級品なのでドイツでアイスバインをオーダーする際には発音に注意して下さい。
庶民料理であるアイスバインと超高級品のアイスヴァインを一緒に置いているお店があるかはわかりませんが。

アイスバインの由来は氷?坐骨?

こちらのアイスバインという名前ですが、ドイツ語ではEis(氷)bein(脚)、すなわち氷の脚、凍った脚という意味になります。

その由来しては、豚のすね肉が持つ豊富なゼラチン質が溶け出し、冷えて固まった様子が氷のようだというあるからという説もあれば、ラテン語で坐骨を意味するos ischbeenから来ているという説もあります。
さらには動物の脚の骨をアイススケートのソリに使ったからとか、塩漬け肉を雪の中で保存したからとか色々な説があるようですが、その点も家庭料理らしいところですね。

命名のルーツをたどるのは難しいかもしれませんが、アイスバインが美味しいことには間違いありません。
ザワークラフトとマスタードを付け合せに、ドイツビールでアイスバインを楽しんでみてください。

ドイツ料理 シュタットマインツ  http://www.zurstadtmainz.jp

ヴェルツブルクで1430年創業の伝統あるレストラン「Zur Stadt Mainz」。
そこで修行したシェフによる料理を日本で楽しむことが出来るのがシュタットマインツです。
本場ドイツ最高峰の味、ぜひ体験してみてください。

カテゴリー